榊 記彌栄のライブ見聞録

箏曲家 榊記彌栄の情報です。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
不思議な調べ 『東の風』レポート

榊記彌栄・楽座ライブ2009年第1弾のレポートです。
今回のゲストは、チャンゴ(太鼓)の名手、ペ ハクテさんと、その弟子、いさじ章子さん。またカヤグム(韓流琴)のペ サンミさん、ヘグム(韓流胡弓)のペ チョンミさんの若くて美しい姉妹が登場した。
最初に「春の海」を、共に寿いだ。
ペ サンミさん、ペ チョンミさんの姉妹デュオは、若年にもかかわらず、確かな技量を披露。朝鮮の民謡古曲の演奏では、ノリのよいリズムや伸縮自在、息のあった間の妙味が堪能できた。
チャンゴ(太鼓)のペ ハクテさんといさじ章子さん演奏は、楽器の放つ直接的で刺激的な音空間に複雑なポリリズムに酔いしれるかのようであった。日本側(?)からは、榊が13絃で沢井光の「斜影」、榊の17絃と石丸のフルートで「土声」を演奏した。作曲者は以前ロックバンドを組んでいたそうだが、これらの曲には、ギターやベースギターの奏法の手が効果的であった。

また、榊の17絃とペ ハクテさんのチャンゴとのセッションなど、韓国楽器と和楽器の奏者たちが一つのライブを通しそれぞれの持ち味を生かしつつその時を共有できる表現とは何か?有名な「アリラン」や「さくら」が、今、どうつながるのか?
またそんなことを感じたライブであった。



★ライブデータ
2009年1月9日(金) PM 8:00~10:00 ライブ楽座

《ゲスト・アーティスト》
● チャンゴ: 学泰 (ペ ハクテ)
1950年生れ。韓国・朝鮮の文化、歴史、料理・食文化の講師、日韓言語学の講師、通訳、翻訳家として活動。また韓国伝統打楽器「チャンゴ(杖太鼓)」の奏者、講師としても活動。1995年、第一回RCC『アジア交流賞』、1999年、『広島ユネスコ活動奨励賞』受賞。2008年、朝鮮通信史400年記念再現パレード企画・指導・出演。韓国家庭料理「オンドルバン」経営。著書に『日本語の謎、韓国語で日本語にメスを入れる』(文芸社)。
● チャンゴ:いさじ章子(イサジ ショウコ)
美術講師。5年前よりチャンゴをペ ハクテ氏に師事。チャンゴや創作楽器でさまざまなフリーセッションに参加。著書に、『ジェンダーのアート散歩』(ひろしま女性学研究所 版)がある。
● カヤグム:尚美(ペ サンミ)・ヘグム:聡美(ペ チョンミ)
広島出身の姉妹デュオ。10歳の頃に楽器と出会い、独学で学ぶ。現在では「オンドルバン並木店」での定期演奏会を中心に精力的に音楽活動を行っている。「音を楽しむ」事をモットーに、国や時代に捉われない新しい音楽に挑戦中である。

◎もくじへ戻る
スポンサーサイト
【お好みライブ見聞録】 2009.1

●PIANO DUO Takezawa/Sischka New Year Concert
2009年1月4日(日) 15:00~17:00 ゲバントホール
主催:ピアノデュオコンサート実行委員会 協力:NPO法人セトラひろしま 協賛:太陽社
出演:ピアノデュオ 竹沢・ジュシカ(竹沢絵里子&ウリストフ・ジュシカ) *ドイツ在住
曲目:モーツアルト「魔笛」序曲、シューベルト「幻想曲 作品103」、田中利光「古塔五景」、新実徳英「三つワルツ」、ヨハン・シュトラウス「美しき青きドナウ」他
《感想》
まずドイツ在住のピアノ・デュオの、確かな技術に裏付けられた骨太な表現力に圧倒されました。そして日本的なるものと西洋的なものとの対比。ポリフォニックな表現と旋法(モード)的表現の対比。ワルツ形式に対する時代、地域の違いによる捉え方の差異。また音楽を楽しみ受け入れるその時代、その社会への眼差し、芸術家の内面に深く至ろうとする眼差し…と、それらさまざまな要素が対位法となり、構成され、深い表現メッセージが感じられました。(石丸良道)

ジェシュカデュオ2

◎もくじへ戻る

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。